糖尿病治療薬のマンジャロ「急激な減量・過度な食事制限に使うべきではない」…日本肥満学会が声明(読売新聞オンライン) - Yahoo!ニュース

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10/3(土) 20:17配信

日本肥満学会は3日、糖尿病治療薬のマンジャロなどを、急激な減量や過度な食事制限のために使うべきではない、とする声明を発表した。ダイエットを目的にした使用が広がっていることを受けたもので、薬の使用により嘔吐(おうと)や腹痛などの健康障害につながるリスクがあると訴えた。5日にホームページで公開する。 【図表】女性が美容目的で糖尿病治療薬「マンジャロ」を使用した後の「経過」

糖尿病や肥満症の治療薬の一部は食欲を抑制する効果がある。特に糖尿病治療薬のマンジャロはダイエット目的での不適切な使用が問題視されている。

薬を使い急激に減量すると、脂肪の分解が進んでケトン体という物質が増え、嘔吐や腹痛に加え、倦怠(けんたい)感を起こす。意識障害や息苦しさなど命にかかわる場合もある。学会によると、最近、肥満症や糖尿病でない人で、こうした健康障害を起こすケースが報告されるようになった。

声明では、過度な食事制限のための薬の使用について、健康への悪影響を示したうえで、やめるべきだとの考えを示した。そもそも減量が適切かどうか考えることも促した。薬を使う人にはケトン体が増えたときの健康障害の症状が表れた際は、薬の使用と食事制限をやめ、医療機関の受診を検討するように呼びかけた。

声明をとりまとめた小川渉・神戸大特命教授は記者会見で「食事制限には健康上のリスクがあることを考えてほしい」と語った。