広大卒、失恋で路上生活に 「広島太郎さん」の晩年写した追悼展(毎日新聞) - Yahoo!ニュース
站內可閱讀至 (台北時間)
10/4(日) 9:15配信
広島市の繁華街で頻繁に目撃された路上生活者、通称「広島太郎さん」の晩年を捉えた写真家・藤岡亜弥さん(54)の個展「広島太郎のファッションショー」が、同市中区のギャラリーGで開催されている。11日まで。入場無料。 【写真特集】路上生活者を守ろうとする人々 太郎さんは1980年代から路上生活を続け、無数のぬいぐるみなどに身を包み、自転車で中心部を移動したり張り紙を掲げて商店街の真ん中で寝転んだりしていた。広島市民はその正体をうわさし、都市伝説的な存在だった。 2010年に編集者の都築響一さん(70)が、広島市現代美術館(同市南区)で開いた個展に向けて太郎さんを撮影、取材した。太郎さんは「1947年に現在の同市安佐南区で生まれ、広島大学政経学部(当時)経済学科を卒業し、東洋工業(現マツダ)で設計技師として働いた」と語った。そして、失恋がきっかけで26歳で退社した後に路上生活を始めたという。 藤岡さんは2013年に太郎さんに出会った後に友人になり、会うたびに親近感ある姿を撮影してきた。太郎さんが25年9月に亡くなり追悼展として写真展を企画。会場には出会いから24年12月までの平和記念公園(同市中区)や本通商店街(同)でのスナップ108枚が並ぶ。藤岡さんは「太郎さんの鮮やかなファッションの移り変わりを感じられる」と話す。 展覧会初日の9月29日に都築さんと対談した藤岡さんは、生前の太郎さんとのエピソードを紹介した。藤岡さんが中心部から離れたアトリエに泊まることを勧めたところ、太郎さんは「ワシにはワシの人生がある」と語ったという。「太郎さんには帰りたい場所があり、長い時間をかけて広島のまちと仲良くなっていった」としのんだ。 午前11時~午後7時(最終日は午後4時まで)。10月4日午後5時から太郎さんとの思い出を自由に語り合う会(予約不要)がある。【関東晋慈】